スマホを使うシニアの多くがサポートを必要としている実状

スマホを使うシニアの多くがサポートを必要としている実状

ガラケーの衰退によって、スマートフォンを保有するシニア世代も年々増加傾向にあります。

しかし、操作方法や機能、料金プランについて把握しきれていない方が多いことが実状です。

MMD研究所が行った「2024年シニアのスマートフォン利用に関する調査」の結果によると、60歳~79歳の男女10,000人のうち、スマートフォン所有者8,921人を対象に契約や利用の際のサポートを受けた有無を尋ねたところ、51,4%が「サポートを受けた」と回答し、その中でも59.3%が「契約時にサポートを受けた」と回答しています。

一方、「サポートを必要とする機能」についてのアンケートでは、ポイ活・メッセージアプリ・写真や動画の撮影(閲覧)が上位となっており、契約後の操作の部分でもサポートを必要としている方が多いようです。

シニア世代のスマートフォン利用において高額請求や詐欺、電話が繋がらない等のトラブルに発展してしまったケースも実際に起きています。

トラブルを回避し、より安心・快適にスマートフォンを利用するためにも、的確なサポートが受けられる環境づくりが必要となっています。


一般社団法人移動通信端末診断士協会の社会貢献活動

一般社団法人移動通信端末診断士協会では、社会貢献活動としてシニア層をメインとした情報格差の解消に向けた活動を行っています。

様々な地域でスマートフォンの講習会やサポート活動を行い、地域住民に向けて基本的な操作方法やアプリの活用方法、LINEやカメラの使い方、インターネットの安全な利用方法等のスキルを提供しています。

また、デジタルデバイスの相談窓口開設や行政との支援によって、スマートフォン等の通信機器に対する不安やトラブルを気軽に相談できる環境整備も行っています。